コロナ、戦争、大地震
自分が生きている中で起きるとは思っていなかったことが、次々に起きている。
漫画や歴史の教科書や映画の中だけの話だと思っていた。その世界に自分が飛び込むことになるとは。
その中でも戦争に関しては毎朝ニュースで映像を見ることしかできないが、これが本当に今この瞬間同じ地球上で起こっているのか…?と、正直実感することすら出来ない。出来ないというより、したくないのかも知れない。しかし受け入れなければならない。世界は残酷だ。
ここで突然だが、
「進撃の巨人」という作品はご存じだろうか。
あの作品、最初は「人類vs巨人」というとても非現実的な設定で「人類が巨人を駆逐するまでの話だ」
と誰もが思っていたはず。
しかし物語が進むごとにこの作品自体の年表が作れるくらいとても複雑で作り込まれた話だと思い知らされた。
この超大型巨人がラスボスだと思っていた頃の自分、マジで本当に視野が狭い。前しか見てねぇ。ビンタしたい。もしまだ途中までしかこの作品を観ておらず、同じことを思っている方がいたら是非その先を読み進めてほしい。その先にこそこの作品の全ての真意が詰まっている。
なんで突然「進撃の巨人」??情緒無事??と思われても仕方ないのだが、まぁちょっと落ち着いてくれん???今から話すから落ち着いてくれん????
結論から言うとこの作品、
今の世界にめちゃくちゃ見せたい作品だと思ったのだ。
先程も言った通り、最初この作品は紛れもなく、
「人類vs巨人」の話だった。
それが途中から一線を越え、
「人類vs人類」の話になってしまうのだ。
まさに今起きている戦争、そのものだ。
全ての人は「何か」を懸けて戦っていて、
それが自分の家族だろうと、故郷だろうと、地位や名誉だろうと、その想いがぶつかる限り争いはなくならない。憎しみからは憎しみしか生まれない。
『でも、虐殺はダメだ…!!!!肯定していい理由があってたまるか!!!!!』というセリフが作中にある。本当にそうだ。そうなのだ。いかなる理由であれ、罪のない人を無差別に殺す行為を肯定していい理由などあってはいけないと、私は思う。
『もう戦いたくない。もう誰とも争いたくない。』
そんな描写もこの作品には沢山出てくる。
実際そういう人だってあの戦場には沢山居るはずなのだ。私達はメディアを通して断片的な映像しか見ることが出来ないが、きっと、絶対に居るはずだ。
とにかくこの物語全体が、今の世界に対するメッセージ性しかなくて心が震える。
今ちょうどアニメのファイナルシーズンが放映中なのだが、昨日の深夜にそれを観ながら胸が苦しくなってしまった。
お時間ある方は是非見てほしい。
決して短い作品ではないが、世界が今この状況だからこそ、本当に色々と考えさせられる作品だ。
Twitterで呟こうにも140文字で収まる気がしなかったのでブログにしてみた。
1日でも早く平和な世界が訪れますように。