TSUYU

 

もうすぐ奴らがやってくる。

 

全国の大半の人類から嫌われるあいつだ

 

そう、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

梅雨だ。

 

 

 

好きな季節いつ〜????

という誰も得しない質問をしてたまに友人と盛り上がるが、今まで生きてきた人生で「梅雨」と答える人間に出会ったことはない。もはや選択肢の中にもない。完全にアウトオブ眼中。

 

 

まず何が嫌かって、一生雨しか降らさないその精神。「俺の出番は今しかねぇんだよ!!!!!!!!!」と言わんばかりに大量の雨を降らす自己主張の強さ。ちょっと一旦温かいお茶でも飲んで落ち着けよ。

 

それに伴って発生するのが、

so‼︎ 湿気 ‼︎

 

家に出る前にしっかりセットした髪の毛も、職場や出掛け先に着く頃にはもう雨と湿気でシルエットが完全にただの戦地から生還した人である。もはや寝癖と変わらんわ。朝起きて髪の毛セットしたあの数分どうしてくれるの?????キミに責任取れるの????取れないねぇ???梅雨だもんねぇ???朝の数分がどれだけ貴重か分かる?????分かんないねぇ????梅雨だもんねぇ????(煽)

 

 

まぁ批判するだけと言うのも良くない。

梅雨だって褒められて伸びるタイプかもしれない。

良いところも探してあげよう。

良いところだ………

良いところ……………………

 

 

…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良いところ……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、ある?

 

 

 

 

 

 

悪い所ばかり書きすぎて完全に脳みそがアンチ梅雨になっている私には良いところが全く浮かばない。

多分めちゃくちゃ頭の良い人が書いた超説得力のある論文とかを見ても私には梅雨の良さが一生分からない。

 

きっと私は梅雨というより、

雨への執念が凄まじいのだ。

 

ちょうど良いので、

ここで私の人生記録を振り返ってみよう。

 

小学校6年生。

誰もが楽しみにする修学旅行。

行き先は日光だった。

天気は雨。グループ行動で戦場ヶ原に行った。

戦場ヶ原にはこのような道が続いているのだが、

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調子に乗って走った私は雨で濡れたこの木の道を滑って踏み外しグループ全員の視界から一瞬で消えた。

後ろを歩いていた友達は

「がっちゃんが消えた!!!!」

と本気で叫んだらしいがそれは全く記憶にない。

先生の手を借りて引きずり上げられ、

前世でどんな受身の練習をしてたのか知らないが

奇跡的に無傷だったため、

そのまま無心で最後まで歩き続けたことだけが

忘れられない思い出である。

 

中学校3年生。

こちらも修学旅行。

天気は台風。ふざけてんのか。

神奈川にいれば無事だったのに、

私達はわざわざ台風の上陸する京都奈良へと自らの意思で向かって行ったのだ。ふざけてんのか。

 

持っていったデジタルカメラには残像とも言えないレベルのブレッブレの金閣寺だけが残り、お土産の入った紙袋の取っ手は店を出てすぐ豪雨で濡れて切れ、両手で抱えながらホテルに帰ったのを良く覚えている。今思い返すとあれはただの罰ゲーム。

 

そしていざ帰宅当日、死ぬほど快晴。

「何で今日晴れてんだよ…」と隣で小声で呟いていた男子に当時は何も言えなかったが、今言うわ。

「本当それな」

 

他にも、免許の卒検の日が記録的豪雨だったりと、

このようにあらゆる行事において私には雨が付き纏っている。さっきまで外晴れてたのに私が外に出た瞬間に雨が降り出すとかそんなのはもう慣れたことだ。

 

決して私が雨女なのではない。

呼んでもないのに勝手に雨サイドがこちらに寄ってくるのだ。私は何も悪くない。

そう主張するといつも周りの人々は言う。

「それが雨女って言うんだよ」

 

ちくしょう!!!!

私が一体何をしたってんだ!!!!

おい前世!!!!!何した前世!!!!!!

 

…話が脱線したが、

そういうわけで私は雨ばかりの梅雨がどうも好きになれないのである。ごめんな梅雨。

あれだよね………紫陽花とか凄い綺麗だよね…………やるじゃん……!!(必死のフォロー)

 

 

とりあえず最後にこれだけ言わせて欲しい。

早く冬来い。