シンプルに軽トラに跳ねられた話

 

こんばんは。

 

今回は家を出た3秒後に軽トラに跳ねられた時の話をしようと思う。

 

いつも言うけど、

引き返すなら今だ。

こんなブログ読むなら

英単語とか覚えた方がよっぽど良い。

それでも読んでくれるそこのあなた。

控えめに言って結婚してくれ。

 

話を戻そう。

 

小3の時、私は学校から帰宅してすぐ、

近所で友達と遊ぶ姉の元に向かおうと、

家を飛び出した。

 

家のドアを開け勢いよく走って3秒。

そこにはカーブミラーのない曲がり角がある。

 

まぁド田舎なのもあり、

滅多に車すら通らない為、

カーブミラーなんて存在したところで

ただのオレンジの棒に過ぎないのだが、

 

今までの記事を読んで頂いてわかる通り

私の運をナメないで欲しい。

 

そんなほぼ車すら通らない道の曲がり角を

走って勢いよく曲がる瞬間に私は軽トラに突っ込まれる。

 

ぶっちゃけ、

さすがに突っ込まれた瞬間の記憶なんてない。

ただ跳ねられて数秒後、

目を覚まして一番最初に心配したことはただ一つ。鮮明に覚えている。

 

たまごっちの存在である。

 

こいつは何を言っている?

勢いよく軽トラに跳ねられたこの状況で

たまごっちの心配?頭無事か?

そう思ったそこのあなたは正常な人間。

胸を張って今世を生きて欲しい。

 

なんせ小3の私の中で、たまごっちは命の次に大切だった。家に帰ってきたら寝るまで首からぶら下げていた。お金や美味いメシよりもたまごっちが大切だった。

 

ちなみにその次に大切だったのは

DSのカセット「どうぶつの森」。

セーブをしてない状態で親に電源を切られた日、

『もうこのトイレ使わせないから!!!』と

夜までトイレに立てこもるというアホ丸出しな反抗をしたくらいだ。

家族はみんな2階のトイレを使ったためその反抗は全く誰にもダメージを与えなかったと、

後から知った時はさすがに自分のアホさを痛感した。

完全に脳みそ2グラムしか無い。

 

 

 

 

さてとポテト(なにそれ)

 

とにかく軽トラに跳ねられて

たまごっちの安否を確認したかった私の周りを囲んでいたのは、近所のおばさん達と

その場所の近くで友達と遊んでいた私の姉。

 

姉の報告を受け、

慌てて家を飛び出してきた母親と、

顔面蒼白の私は、近所のおばさんが呼んでくれた救急車に飛び乗って近くの大型病院に向かった。

 

アホみたいに元気丸出し。

救急車の中でも泣きながら叫ぶ「たまごっち」。

オマケに「軽トラに跳ねられた時の受け身の練習とかしてた?」ってくらい無傷だった私は

全然自分の足で歩けたのだが、

着いた瞬間乗せられたのは車椅子。

 

『絶対どこも異常ないだろ』

医療に関してド素人(9歳) の私でさえ

何も調べずにそんな事分かったのに、

MRIやら色んな検査をさせられ、

ようやく家に帰宅すると、

 

事故現場では警察の現場調査が行われており、

覗きに行くと何も言わずに小太りの警察のおっちゃんから画面がバッキバキに割れたたまごっちを渡された。

 

 

 

 

 

 

クソ泣いた。

 

隣の畑に落ちていたらしい。

 

そんなことはどうでもいい。

 

クソ泣いた。

 

何が悲しいってこんな画面がバキバキなのに

壊れていないのだ。

奇跡かよ。

画面の奥には元気にくちぱっちが生きている。

 

やめろ。

もういっそ壊れろ。

中途半端に画面だけ逝くな。

 

とは思ったもののたまごっちを手にした瞬間、

えげつない安心感を経た私は、

家に帰ってそのまま健やかな眠りについたのだった。

単細胞バンザイ。

 

 

最後いい感じにまとめたが、

皆様も事故には気を付けなはれや。

 

 

そして何より、このブログを楽しみにしているという声をたまに聞くのだが、マジで大変嬉しくて吐血します。ありがとう。

今後もしょーもない内容しか投稿しないと思いますがやんわり人生の息抜きに読んで頂ければ光栄です。

 

それでは。

 

(完)